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今月の健康ヒント「日本は世界一の食品添加物大国!?」
食品添加物は、食品を長持ちさせたり、味・香り・彩りを良くしたりするために使用されます。しかし一方で、健康被害のリスクがあると言われています。たとえば、2015年にはWHOがハム・ウインナー・ベーコン・ソーセージなどの加工肉には発がん性のリスクがあると発表しました。1日50グラムのベーコンを毎日食べ続けた場合、大腸がんにかかる確率が18%上昇するとされています。肉は鉄分や亜鉛、ビタミンBなどの重要な供給源ではありますが、添加物を使って作られた加工肉ばかり食べているという人は、今一度食生活を見直す必要があるでしょう。
◎日本は食品添加物大国!
世界の他の国と比べると、日本は魚や野菜、肉などあらゆるものを生で食べる習慣があります。そのため、「日本は食品の衛生基準は高そう」「日本の食品は他国と比べて自然なままで、安全そう」というイメージを持っている人も多いかもしれません。しかし、実際は、日本で使用してよいとされている食品添加物の種類数は約1500種類以上に及びます。
安全基準が法で定められている先進国としては、たとえばアメリカ133種類であることに比べると、圧倒的な世界一の数です。
◎添加物は表示されていないことも!
「マーガリンは危険」という話は、誰もが一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。マーガリン等に含まれる「トランス脂肪酸」は、先進国では使用禁止の国も多いのにも関わらず、日本では表示さえ義務づけられていないのが現状です。
他にも、製造過程で添加物を使用していても一定の基準を満たしていれば表示しなくてもよいというルールや、パッケージ上の表示スペースが一定以下の狭さである場合は省略してよいといったルールがあります。そのため、日本の食品は添加物表示を見てもその食品に含まれている添加物をすべて確認することは、消費者にはほとんど不可能なのです。
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