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今月の健康ヒント「冬にウイルスが流行するワケとは?」

厳しい寒さが訪れる冬の季節には、多くの方が体調を崩しやすくなります。ウイルス性の体調不良では、「高熱」「咳」「鼻水」などの症状や、体がだるい、重いといった症状が現れます。実は、ウイルス性の体調不良がこの時期に流行するのにはワケがあります。

 

◎日本の冬は「乾燥」しやすい

ウイルスによって引き起こされる体調不良は、寒さだけでなく、日本の冬に特有の「乾燥」が大きく関係しています。

気温が低いと、体温も下がり、血行不良や代謝機能の低下を引き起こします。さらに、乾燥した冬の空気は鼻やのどの粘膜の水分も奪い、免疫機能も低下します。粘膜が乾燥していると、鼻やのどの粘膜に付着したウイルスが体内に侵入しやすくなってしまうのです。

また、湿度が高い時期には、空気中の水分によってウイルスの重みが増し、地面に落ちやすいため、浮遊しているウイルスの量も少なくなるといわれています。しかし、乾燥した冬の時期には、ウイルスの水分が蒸発して軽くなることで、空中を長く漂うようになります。

このような状況では、咳やくしゃみで生じた飛沫が人の鼻や口に近い高さで長時間漂うことになり、呼吸などを通じて鼻や口の粘膜からウイルスが侵入しやすくなってしまいます。

 

◎ウイルスを寄せ付けない環境づくりを

乾燥が大敵となる日本の冬では、マスクの着用や、こまめな水分補給、部屋の加湿などといった「乾燥対策」が重要となります。

粘膜の水分量を維持し、免疫力を低下させないように意識しましょう。

また、基本的なことですが、手洗いうがいや換気を行うことも重要です。

まずは身の回りの環境から、ウイルスが体内に侵入するのを防ぎましょう!

 

 

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