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今月の健康ヒント「糖尿病について知っておこう」
近年では、40歳前後の若い世代でも、糖尿病を発症する人が増加しています。過去30年で若年層の糖尿病発症率は1.56倍に増え、以前は主に中高年の病気とされていた糖尿病が、現代では若者にとっても無視できない問題になっています。
◎糖尿病とは?
糖尿病は、血液中のブドウ糖の濃度(血糖値)が多くなりすぎる病気です。食事から摂取し、血液中に入ったブドウ糖は通常、インスリンというホルモンの働きによって、すぐに細胞内に入り、エネルギーとして働きます。すると、一時的に高まった血糖値も、早めに元に戻ります。
しかし、インスリンが何らかの理由によってうまく作用しないか、十分に分泌されないと、ブドウ糖が細胞内に入ることができず、血糖値が高い状態が続き、糖尿病となってしまいます。
◎糖尿病になるとどうなるの?
ブドウ糖は、細胞内に入るとエネルギー源として有益ですが、血液中に残ると「ドロドロ血液」の状態になり、動脈硬化を引き起こします。
特に、脳や心臓ではその被害を受けやすく、脳卒中や心筋梗塞といった症状の原因にもなります。
その他にも、全身の様々な部分に悪影響を及ぼし、三大合併症と呼ばれる「糖尿病網膜症」「糖尿病性腎症」「糖尿病神経障害」を引き起こすリスクが高まります。
◎症状が出る前に見つけよう
糖尿病は、身体のあらゆる箇所に悪影響を与える疾患ですが、初期にはほとんど症状が出ないことが特徴です。症状が出た段階では、既に糖尿病が進行してしまっている場合も多いため、定期的に検査を受けて血糖値に異常がないかを確かめることが大切です。
また、日本人の場合、やせ型でも糖尿病になりやすい体質の方も少なくないため、「肥満じゃないから大丈夫」と油断せずに、日々の生活習慣を見直していきましょう。
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