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今月の健康ヒント「梅雨は体調不良の季節」

梅雨の時期は、天候が不安定で寒暖の差が大きくなりがちです。私たちの身体は、体温や血圧の調節や呼吸の管理といった生理機能を一定に保つために、自律神経のバランスが崩れやすく、必要以上に体力を使ってしまうこともあります。この時期に起こりやすい「肩こり」「めまい」「頭痛」などの症状も、その一因として自律神経の乱れが挙げられます。また、血流の悪化や疲労の蓄積によって筋肉や関節が硬直することで「ぎっくり腰」を引き起こす場合もあります。あまり知られていませんが、実は梅雨の時期には筋肉や関節にかかわるトラブルも起こりやすいのです。

 

◎自律神経が乱れる仕組み

このような体調不良を防ぐには、自律神経のバランスを整えることが大切です。自律神経には、活動時に働く交感神経と、リラックスしている時に働く副交感神経があり、この2つがバランスをとりながら、さまざまな器官を働かせています。

特に、交感神経が優位な状況では心身が緊張するため、余計なエネルギーを消費し、疲労や身体のこりに繋がりやすいのです。

また、梅雨の時期には曇りや雨が多く、日光を浴びる時間も減りがちです。

日中には交感神経が優位な状態で、夜にかけて副交感神経優位な状態に切り替わるのが理想のリズムです。しかし、このリズムは1日を過ごす間に少しずつずれてしまいます。朝目が覚めた後に日光を浴びることによって、体内時計がリセットされ、自律神経の切り替わりが安定することに繋がります。天気が悪くても、日中は部屋をなるべく明るくすることがおすすめです。

 

◎栄養不足にもご注意を!

食欲不振やだるさなどの症状が出る場合は、栄養不足が原因かもしれません。梅雨の時期は蒸し暑さのせいで食欲が低下しやすいので、必要な栄養素が摂取できていないことや、偏った食事ばかりになることも多いものです。

梅雨だからこそ、栄養バランスのよい食事を心がけることが大切です。

 

 

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